2023/4/25~30 までの間、タイに出かけておりました。
それは、Directions ASIA 2023 というイベントに登壇するため。
室長こと Technosoft Automotive COO で、Microsoft Regional Director でもある吉島さん(@navisionaxapta)。
彼から、「一緒に登壇しようぜ!」という熱いお誘いを頂きました!
Directions ASIA とは?
そもそも大きい母体として、DIRECTIONS 4 PARTNERS というコミュニティがあります。
以下は、DIRECTIONS 4 PARTNER の説明文をDeepL翻訳した内容です。
Directions 4 Partnersは、SMB(中小企業)市場に焦点を当てたERPおよびCRMチャネルのMicrosoft Dynamics 365パートナーのための独立したコミュニティです。パートナーによるパートナーのための組織です。このコミュニティは、Microsoft Dynamics 365パートナーがつながり、Microsoftや他のパートナーから直接学び、共に成長することができる場所です。
私たちのコミュニティには、Microsoft Dynamics チャネルから4000人以上の開発者、実装者、技術者、営業、マーケティング、経営者/オーナー代表が集まっています。
Directionsコミュニティは、知識の共有、ネットワーキング、将来の成長と協力のための新しい機会を発見するためのフォーラムです。パートナー企業が、より広いSMB市場にリーチするためのネットワークを強化・構築し、最新の製品開発や統合ツールについて学び、運用や技術的な知識を充実させることができるコミュニティなのです。
2007年以来、Directionsは年々成長を続けています。2019年は、3つのグローバルイベントを開催し、合計で4000人以上の熱心な参加者が集まりました。
その中で、Directions ASIA は、まさにアジア圏で行われているイベントであり、タイで開催されています。
Directions ASIA 2023
SMB市場に焦点を当てたコミュニティですので、ベースは「Dynamics 365 Business Central」。
それを軸にした、非常に多くのセッションが開催されました。
実は2020年にもw(リモートだけど)
吉島さんのサポートという形ではありますが、携わらせていただいておりました????
その時の内容はこちらのブログをご覧いただければww
DIRECTIONS4PARTNERS VIRTUAL 2020, Dynamics 365 Business Central, Power Platform | PBC Dynamics Blog
今回はライブコーディング(しかも2本w)
なんか、ほかの人と同じようなことをしてもしょうがないよねってことになり、どうせ現地に行くんだから、いっそのことライブコーディングにしようぜという話になり、吉島さんと私の共同セッションという形で行うことにしました。
もちろん Dynamics 365 Business Central の入力を支援するための Power Apps や Power Automate をどう組んでいくのか。ということで、以下の2業務のアプリをその場で作っていくことになりました。
- 棚卸業務
- 仕入請求伝票の作成
大枠のシナリオを吉島さんが作り、それを私が作る方法を考えるという形で始めることにしました。
やればやるほど沼にはまる笑
メインの仕事がバタバタしている時期だったので、正直まともに開始できたのは4月に入ってからでしたが、いやまぁホント沼にはまるはまる。
Dynamics 365 と Dynamics 365 Business Central って、同じ Dynamics 365 と銘打ってはいますが、中身は全然違います。
Dynamics 365 のデータソースは 「Microsoft Dataverse」なので、Power Platform からのアクセスは非常に容易なんです。
ですが、Business Central のデータソースは独自のDB。なのでAPIやODataを使ってアクセスする必要があるのですが、これがまぁうまくいかない。
APIは Business Central コネクタを通じてアクセスすることはできます。なので、これは容易です。
ですが、アクセスできるテーブルにはかなりの制限があります。
例えば、棚卸業務の場合ですと、Physical Inventory Journal になるのですが、まずこれにアクセスするコネクタがありません。
なので、OData を使ってアクセスする必要があるのですが、Power Platform からアクセスする場合は、Dataflow を使って まずは Dataverse に取り込む必要があります。
取り込むのはいいんですが、それを結局 Business Central に返さないといけないんですが、ここで詰まるんすよ笑
ってことでここから試行錯誤をしまくることになるのでした。
試行錯誤は登壇の直前まで続く笑
正直、コンテンツとして完成したのは、登壇当時の午前2時(現地時間)でした笑
それまでの間にいろいろ試行錯誤しており、それこそ、CData の 疋田さん(@hornets79)も現地にて CData Connect Cloud だとできないか諸々検証してもらったりと、本当にギリギリまで調整しておりました。
でもって、最終的には、上記の2テーマを「市民開発だけでどこまでできるのか?」ということでコンテンツを固めることが出来ました。
いざ登壇!そして出るわ出るわ悪魔がwww
私はライブコーディング担当で、吉島さんがメインスピーカー、そして疋田さんには、私のやってる内容を英語にしてもらうということを担当していただきました。
しかし、最初のセッションのライブコーディング中に、まさかのトラブルが多発。時間的にかなりギリギリだったので、コピペをしていきながら解説をしていく予定だったのですが、コピペしてもエラーが頻発。直すには原因を特定する必要があるけど、時間がかなり推している、うあああああ!!ということで出てくるのは脂汗ばかり、言葉もつまりマジで久しぶりのド緊張で自分まで固まる始末笑
ただ、そうもいっていられないので、すでに出来上がったものを急遽動かすことにしたのですが、今度はQRコードを読まない!!
いろいろトライして、ようやく一連の流れを説明することができるようになりましたが、正直これは失敗でしたね・・・。
いろいろ反省点が浮かび上がったものもありました。
2セッション目は反省点も生かしつつ、落ち着いてやることで、何とかうまくまとまることができ、きちんと最後まで流しきることが出来ました。
ただ、コピペばかりで作った感が全くなかったので、これも登壇前に急遽決まったのですが、事前に作っておいたソリューションをアンマネージドとして提供するほか、実際に作っている部分(コピペだけど)を動画で事前収録しておいたものをスライド共に提供することにしました。
反省と今後
圧倒的に Business Central 自体の知識と業務知識が足りなさ過ぎたというのが正直な感想です。
次のブログでも書く予定ですが、SMB領域の熱が熱すぎるので、この辺をガチで学ばないといけないなと思いまして、Business Central のライセンスを購入しようかと思っていろいろ試しているんですが・・・
はぁ、サポートに聞いてみるか????????
あと、英語が全然ダメすぎる・・・
吉島さんと疋田さんにはマジで感謝しかなく・・・ホントいろいろマジですみません(´;ω;`)
これは正直慣れるしかない・・・
ちゃんと学びなおそう。本当に。
ほかにもいろいろと反省点はあるのですが、来年までに少しずつ改善していこうと思います。
なぜなら・・・
来年もできることなら登壇したい!
はっきり言いますね。
「めちゃくちゃ楽しかった!!」
本当に数多くの発見もあり、未経験だったからこその学びも無茶苦茶あり、とてつもなく充実した日々でした。
これは、来年も登壇したい!って本気で思いました。
しかも次は単独での登壇にしたいなという意気込みです。
なので、Business Central と 英語、このどちらも今年は確実に扱えるようにしていきたいと思った次第です。
というわけで、登壇編は終わり。
次回は、イベント全体についてのお話をしたいと思います!
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